不育症グループ
妊娠はするけれども流産や死産により生児を得られないこと、特に2回以上連続して流産をした場合、不育症といいます。私たちの研究では不育症は4.2%の頻度であることが明らかになり、けっして稀なものではありません。しかし「流産・死産」は女性やその家族にとって大変つらいものであり、繰り返した場合の悲嘆は想像に難くありません。
1980年より、私たちは不育症の方にできるだけ適切な検査と治療を行えるよう研究を継続し、一人でも多くの命を救うため努力してきました。その診療・研究実績を評価され、文部科学省から「不育症・ヒト生殖メカニズム解明のための共同研究拠点」の認定を受け、「不育症研究センター」を設立いたしました。
年間のべ約1000名の不育症患者が当院を受診しています。流産を100%避けることは難しいですが、最終的には85%以上の方が出産できています。私たちは日々流産の原因の解明・検査・治療について研究を行い、流産とそれに悩む患者様と向き合いながら出産を目指しています。
スタッフ紹介
- 杉浦 真弓
- 尾崎康彦
- 北折 珠央
- 後藤志信
- 吉原 紘行
- 伴野千尋(大学院生)
- 大谷綾乃(大学院生)
- 後藤崇人(大学院生)
- 小笠原桜(大学院生)
- 小澤史子(不育症研究センター研究員)
- 伊藤嘉規(臨床心理士)
- 小島菜々子(臨床心理士)